【中央を制したのは奈良】奈良クラブ V.S. AC長野パルセイロ(J3リーグ第24節)

第24節 奈良クラブ対AC長野パルセイロ 振り返り

中央を制したのは奈良

J3リーグ第24節 2023年8月26日(土)@ロートフィールド奈良

前節のFC大阪戦で渾身の勝利をおさめた奈良クラブ
連勝を狙ってホームで長野を迎えての一戦。

この日のゲーム「中央を制したのは奈良」だった。
真夏のホーム3試合の最終戦を振り返る。

起きた現象は1つでも、その捉え方は複数存在する。
あくまで「1個人の感想と考察」という前提で、お楽しみいただけたら幸いです。

前節の振り返りはこちらから。

「奈良クラブvsFC大阪」J3リーグ第23節振り返り

スタメンおよびフォーメーション

第24節 奈良クラブ対AC長野パルセイロ スタメンおよびフォーメーション

奈良クラブ

奈良クラブのスタメンは前節から2人(寺村選手、金子選手)変更。

前半戦の第3節での対戦時には
アルナウ選手、可児選手、嫁阪選手がスタメンだった。

AC長野パルセイロ

長野も前節から6人(金選手、秋山選手、佐古選手、原田選手、宮阪選手、佐藤選手)が入れ替わっている。

  • GK:金 珉浩(No.21)
  • DF:池ヶ谷 颯斗(No.5)、秋山 拓也(No.3)佐古 真礼(No.35)
  • MF:高橋 耕平(No.37)、加藤 弘堅(No.47)、杉井 颯(No.19)、原田 虹輝(No.32)宮阪 政樹(No.15)
  • FW:佐藤 祐太(No.17)、三田 尚希(No.14)
  • 交代:大野 佑哉(No.7)、安東 輝(No.25)、西村 恭史(No.6)、音泉 翔眞(No.18)、近藤 貴司(No.8)

なお、前半戦の第3節での対戦時には
矢田貝選手、進選手、西村選手、船橋選手、大野選手がスタメンだった。

試合結果

まず初めに、試合結果は

  2-0 の勝利

となった。

奈良クラブはの順位は6位 となった

試合ハイライト(公式)

奈良クラブ公式がアップロードしているハイライト。

試合展開

要点
  1. DFラインの前のスペースを使う
  2. 6人が絡んだ流れるようなゴール
  3. 直接FKを突き刺す酒井選手

ポイント① DFラインの前のスペースを使う

この日の長野の守備システムはなかなか言い表しづらいが
強いて言えば、5131または532になると思う。

そして5バックのラインは低めに設定されていて
奈良としては、5131の場合はアンカー脇のスペースに、
532の時は、5と3の間のスペースに酒井選手や桑島選手、金子選手が入ってきて
縦パスを受ける形が多く見られた。

特に酒井選手はこれまでの試合と比較しても降りてくるプレーが多く見られた。
金子選手や桑島選手とポジションを入れ替えながらプレーしていたように思う。

ここ数試合は嫁阪選手や西田選手のような、The WGのような選手が出ていない分
逆に中央でのプレーが増えていて、中央の流動性は高いように思う。
その流動性で、この日は奈良が中央を制した。

ポイント② 6人が絡んだ流れるようなゴール

1点目のシーン。

きっかけは堀内選手から金子選手への縦パス。
この金子選手もDFラインの前のスペースを使ったプレーで、
相手DFラインの選手は前に出てこなかった。

そこから金子→中島→浅川→金子→桑島→中島→浅川という流れるようなパス交換。
中島選手の追い越す動きや、金子選手のアウトサイドでのパス、
桑島選手の落とし、決めたのがエース浅川選手、
正直どこをとっても素晴らしい。全員で取ったゴールという表現が正しいゴールだった。
シーズンベストゴールといっても過言ではないかもしれない。

ポイント③ 直接FKを突き刺す酒井選手

この日のゴールは、どちらも印象に残るゴールだった。
1点目の最高のゴールだったが、2点目の直接FKもなかなかのインパクトがあった。

山本選手が獲得したゴール正面のFK。キッカーは酒井選手。

助走はゆっくりだったがインパクトは強く。
壁の上を越してしっかりと落ちる。
ホームサポーターの目の前で、まさしくネットに突き刺したゴールだった。

こういうFKが一本入るだけで、
次からゴール前のFKに期待感が出て見ていて楽しくなる。

昨年JFL得点ランキング2位の実力はまだまだこんなものじゃないはず。
酒井選手にはまだまだゴール量産を期待している。

順位推移

奈良クラブ 第24節終了時点のチーム順位

今節の勝利で奈良クラブは6位に上昇。
再び上位へ挑戦するきっかけを掴んだ試合となった。

J3 24節終了時点の勝ち点差

順位等のデータについてはこちらの記事でまとめているので、お時間あればぜひ。

2023年シーズンをデータで見る

まとめ

奈良クラブのJ3第24節、AC長野パルセイロとの試合について振り返りを行った。

今日の試合は内容も伴った快勝だった。
これまでサイドからのクロスがストロングの奈良クラブだったが
この日は中央を制して、中央突破からのゴールが生まれた。
また一つ殻を破ったそんな一戦だったように思う。

次節はアスルクラロ沼津戦、3連勝へ!

バモス!奈良クラブ!

奈良クラブ2023年シーズン振り返り記事まとめ

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つとむをつむ
奈良生まれ奈良育ちで県外就職した元奈良県民 奈良でサッカーをしていた当時 奈良にJリーグチームが出来るなんて思ってもいなかった 県外に出てしまったが 奈良県初のJリーグチーム「奈良クラブ」を応援したい そんな思いで外からでもわかる奈良クラブと奈良の魅力を発信するブログを始めて今に至る。