【敗戦を糧に強くなれ】奈良クラブ V.S. SC相模原(J3リーグ第18節)

はじめに

奈良クラブ 対 SC相模原 第18節振り返り

J3リーグ第18節 2023年7月15日(土)@相模原ギオンスタジアム
前節劇的勝利をおさめて連勝を飾った奈良クラブ。
今節はアウェイで相模原との一戦。3連勝と意気込んで臨んだ試合だったが…
試合を振り返りたいと思う。

あくまで「1個人の感想と考察」という前提で、おたのしみいただけたら幸いです。

前節の振り返りはこちらから。

J3リーグ 第17節 「奈良クラブ vs FC岐阜」振り返り

スタメンおよびフォーメーション

奈良クラブ 対 SC相模原 スタメンおよびフォーメーション

奈良クラブ

奈良クラブのスタメンは前節から2人(可児選手、中島選手)が入れ替わっている。

SC相模原

相模原は前節から1人(前田選手)入れ替わっている。

  • GK:古賀貴大(No.31)
  • DF:綿引康(No.5)、水口湧斗(No.3)、山下諒時(No.4)、橋本陸(No.8)
  • MF:吉武莉央(No.13)、西山拓実(No.27)、デュークカルロス(No.11)、佐相壱明(No.22)、前田泰良(No.15)
  • FW:藤沼拓夢(No.9)
  • 交代:加藤大育(No.2)、牧山晃政(No.24)、安藤翼(No.14)、松澤彰(No.18)

試合結果

まず初めに、試合結果は
● 2-3での敗戦
となった。

奈良クラブはの順位は6位に後退した

試合ハイライト(公式)

奈良クラブ公式がアップロードしているハイライト。

試合展開

前半総括

相手の守備陣系は442で、比較的ブロックを組んで構える形
(後半は全く別の陣形に変わる)
山本選手が前目にポジションを取って、相手ボランチ1枚を留めておき
可児選手、中島選手が下り目で、組み立てる流れ。

堀内選手がCBに入ったこともあり後ろの安定感が高い。
相手SHのデューク選手がSBへのパスコースを切りながらCBへのプレスを狙うも
浮き玉のボールで卒なく回避していて、安心して見ていられた。

一方で相模原のビルドアップは13番の吉武選手が中央に降りて
3バックを形成し、両SBが高い位置を取る陣形。
SBの位置は相当高い。奈良のWGを押し下げる意図が感じ取れた。

12分 コーナーキックから嫁阪選手のヘディングはクロスバー直撃。
せっかくヘディングの強い選手も多いので、
セットプレーからの得点はもう少し増やしていきたい。

30分 綺麗な崩しが見られた。

  • (奈良)中島選手が降りて3バック化
  • (相模原)デューク選手が上がって3トップ気味にプレス
  • (奈良)山本選手が右シフトする
  • (相模原)山本選手に引き連れられてボランチが右にシフト
  • (奈良)嫁阪選手が相模原のSBを引きつれるて内側に入る
  • (奈良)大外フリーの加藤選手へのパス(嫁阪選手のスルー判断も良かった)
  • (奈良)加藤選手のクロスに山本選手が合わせる。こぼれ球可児選手が打つも枠外

どこのポジションがどう空いてるのかの認知ができていて
お手本のような崩し方。ぜひ見てもらいたい。

33分。GKアルナウ選手の頭上を抜くループシュートを打たれるも堀内選手が見事なゴールカバー。
決められていたら試合展開は変わっていたと思う。

41分。寺村選手のアーリークロスからファーサイドの嫁阪選手が倒されてPK獲得。
見えない位置から入ってくるので相手DFは辛いところ。
PKは浅川選手がきっちり決めて先制。
あのコース、スピードは取れない。

後半総括

後半開始早々に追加点
右サイド西田選手から嫁阪選手へのクロスを落ち着いて決めた。
西田選手にアシスト付かないのが可哀想なくらいのパスだった。

しかし、ここから奈良クラブが崩れる。
後半開始から相模原は4231から352にシステム変更をしていた。
352のシステムは奈良クラブの4123を完全にミラーリングしたような配置となる。
そのため相模原は迷いなく前線からプレスをかけてくるようになった。

システムが完全に組み合う形になっているのでフリーな選手を作れず
プレスをかけられながらボールを受けるため高い位置でボール奪取されてしまう。

54分 失点。
スローインからセカンドボールを決められた形。
シュートは完全に相手選手を褒めるしかないゴラッソ。
ただセカンドボールの回収などは反省点。

その直後アルナウ選手が負傷して交代となった。
(軽い怪我であることを祈ってます。)
奈良クラブとしては嫌なムードが漂い始めた。

61分 失点。
左SBの裏スペースを抜けられ、フリーでの折り返し。
GKの上を超えたボールをヘディングで決められた形。
相手がフリーで折り返せたのであのクオリティのクロスだったが
プレスをかけられていたらまた違った結果になったと思うので、そこが反省点。

85分 失点。
本当に何でもないようなシーンだったが、
相手選手がラインギリギリでインボールに残したところを詰められての失点。
かなり悔やまれる失点。

そのままうまく時間を使われて試合終了。
2-0をひっくり返されての敗戦。悔しい。。。

印象に残った選手

中島賢星選手

この試合久しぶりのスタメンで出場した中島選手。
以前は、あまりボールに絡めていない印象が強かったのだが、
ここ数試合の中島選手は、奈良クラブのビルドアップに順応してきている印象がある。
この日の試合では、4123ではなく、4231で
可児選手と中島選手がダブルボランチのような形で組み立てていた。

特に前半30分のシーンで嫁阪選手がスルーして加藤選手へ繋いだ斜めのパスは印象的だった。
この日のように山本選手とIHを組むのが中島選手にとってもやりやすいのかなと思う。

アンカー1枚だと、相手チームから狙い撃ちにされやすいので
中島選手には、積極的にビルドアップに参加して
ぜひ奈良クラブのボールポゼッションに安定感をもたらせて欲しい。

順位推移

奈良クラブ チーム順位 18節終了時点

今節の敗戦で奈良クラブは6位に順位を下げた
上位陣と少しずつ勝ち点が話されている状況。
これ以上は話されたくない。

J3 第18節終了時点の勝ち点差

順位等のデータについてはこちらの記事でまとめているので、お時間あればぜひ。

2023年シーズンをデータで見る

まとめ

奈良クラブのJ3第18節、SC相模原との試合について振り返りを行った。

今日の試合は相手チームと組み合うシステムとなった状態で
いかにボールを回すのか、もしくはロングボールを活用するのか
といったところに課題を感じる試合となった。

また点数の意味で見ても2-0をひっくり返されての2-3での敗戦。
メンタル的な面でも苦しい敗戦となった。

しかし、そのどちらもこの敗戦からの学びであり
奈良クラブが強くなるための糧になると信じている。

次節はホームでカターレ富山戦。
敗戦の悔しさをぶつけて勝利を掴み取れ!

バモス!奈良クラブ!

奈良クラブ2023年シーズン振り返り記事まとめ

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つとむをつむ
奈良生まれ奈良育ちで県外就職した元奈良県民 奈良でサッカーをしていた当時 奈良にJリーグチームが出来るなんて思ってもいなかった 県外に出てしまったが 奈良県初のJリーグチーム「奈良クラブ」を応援したい そんな思いで外からでもわかる奈良クラブと奈良の魅力を発信するブログを始めて今に至る。