目次
中央を制したのは奈良
J3リーグ第24節 2023年8月26日(土)@ロートフィールド奈良
前節のFC大阪戦で渾身の勝利をおさめた奈良クラブ
連勝を狙ってホームで長野を迎えての一戦。
この日のゲーム「中央を制したのは奈良」だった。
真夏のホーム3試合の最終戦を振り返る。
起きた現象は1つでも、その捉え方は複数存在する。
あくまで「1個人の感想と考察」という前提で、お楽しみいただけたら幸いです。
前節の振り返りはこちらから。
スタメンおよびフォーメーション
奈良クラブ
奈良クラブのスタメンは前節から2人(寺村選手、金子選手)変更。
前半戦の第3節での対戦時には
アルナウ選手、可児選手、嫁阪選手がスタメンだった。
AC長野パルセイロ
長野も前節から6人(金選手、秋山選手、佐古選手、原田選手、宮阪選手、佐藤選手)が入れ替わっている。
なお、前半戦の第3節での対戦時には
矢田貝選手、進選手、西村選手、船橋選手、大野選手がスタメンだった。
試合結果
まず初めに、試合結果は
2-0 の勝利
となった。
【2023明治安田生命J3リーグ第24節】
— 奈良クラブ (@naraclub_info) August 26, 2023
⏰試合終了#奈良クラブ 2-0 #AC長野パルセイロ#naraclub #奈良一体 pic.twitter.com/9EIlZCb44l
奈良クラブはの順位は6位 となった
試合ハイライト(公式)
奈良クラブ公式がアップロードしているハイライト。
試合展開
- DFラインの前のスペースを使う
- 6人が絡んだ流れるようなゴール
- 直接FKを突き刺す酒井選手
ポイント① DFラインの前のスペースを使う
この日の長野の守備システムはなかなか言い表しづらいが
強いて言えば、5131または532になると思う。
そして5バックのラインは低めに設定されていて
奈良としては、5131の場合はアンカー脇のスペースに、
532の時は、5と3の間のスペースに酒井選手や桑島選手、金子選手が入ってきて
縦パスを受ける形が多く見られた。
特に酒井選手はこれまでの試合と比較しても降りてくるプレーが多く見られた。
金子選手や桑島選手とポジションを入れ替えながらプレーしていたように思う。
ここ数試合は嫁阪選手や西田選手のような、The WGのような選手が出ていない分
逆に中央でのプレーが増えていて、中央の流動性は高いように思う。
その流動性で、この日は奈良が中央を制した。
ポイント② 6人が絡んだ流れるようなゴール
1点目のシーン。
きっかけは堀内選手から金子選手への縦パス。
この金子選手もDFラインの前のスペースを使ったプレーで、
相手DFラインの選手は前に出てこなかった。
そこから金子→中島→浅川→金子→桑島→中島→浅川という流れるようなパス交換。
中島選手の追い越す動きや、金子選手のアウトサイドでのパス、
桑島選手の落とし、決めたのがエース浅川選手、
正直どこをとっても素晴らしい。全員で取ったゴールという表現が正しいゴールだった。
シーズンベストゴールといっても過言ではないかもしれない。
ポイント③ 直接FKを突き刺す酒井選手
この日のゴールは、どちらも印象に残るゴールだった。
1点目の最高のゴールだったが、2点目の直接FKもなかなかのインパクトがあった。
山本選手が獲得したゴール正面のFK。キッカーは酒井選手。
助走はゆっくりだったがインパクトは強く。
壁の上を越してしっかりと落ちる。
ホームサポーターの目の前で、まさしくネットに突き刺したゴールだった。
こういうFKが一本入るだけで、
次からゴール前のFKに期待感が出て見ていて楽しくなる。
昨年JFL得点ランキング2位の実力はまだまだこんなものじゃないはず。
酒井選手にはまだまだゴール量産を期待している。
順位推移
今節の勝利で奈良クラブは6位に上昇。
再び上位へ挑戦するきっかけを掴んだ試合となった。
順位等のデータについてはこちらの記事でまとめているので、お時間あればぜひ。
まとめ
奈良クラブのJ3第24節、AC長野パルセイロとの試合について振り返りを行った。
今日の試合は内容も伴った快勝だった。
これまでサイドからのクロスがストロングの奈良クラブだったが
この日は中央を制して、中央突破からのゴールが生まれた。
また一つ殻を破ったそんな一戦だったように思う。
次節はアスルクラロ沼津戦、3連勝へ!
バモス!奈良クラブ!