【5バックの攻略法求む】
J3リーグ第21節 2023年8月6日(日)@ロートフィールド奈良
真夏のホームゲーム3試合の初戦。ギラヴァンツ北九州との一戦。
5バックでブロックを組んだ北九州の守備を前に、効果的なほとんど攻撃ができなかった。
どうすれば5バック(もっと言えば、低めの541ブロック)を突破できるのか
「5バックの攻略法求む」と感じた試合を振り返る。
あくまで「1個人の感想と考察」という前提で、おたのしみいただけたら幸いです。
前節の振り返りはこちらから。
スタメンおよびフォーメーション
奈良クラブ
奈良クラブのスタメンは前節から一名(寺村選手)変更。
ちなみに、前半戦の第13節での対戦時には
アルナウ選手、可児選手、酒井選手がスタメンだった。
ギラヴァンツ北九州
北九州は前節から2人(夛田選手、池髙選手)が入れ替わっている。
前半戦の第13節での対戦時には
吉丸選手、前田選手、大石選手、永野選手、前川選手、岡田選手、中山選手がスタメンだった。
前回対戦からかなり入れ替わっている。
試合結果
まず初めに、試合結果は
0-1 の敗戦
となった。
【2023明治安田生命J3リーグ第21節】
— 奈良クラブ (@naraclub_info) August 6, 2023
⏰試合終了#奈良クラブ 0-1 #ギラヴァンツ北九州#naraclub #奈良一体 pic.twitter.com/wziK4oR2wo
奈良クラブはの順位は10位 となった
試合ハイライト(公式)
奈良クラブ公式がアップロードしているハイライト。
試合展開
- 崩せなかった守備ブロック
- 隙を突かれたショートコーナー
- 選手交代の狙いは?
ポイント① ミドルサードの守備ブロックは前3枚に迎撃される
北九州の前線3枚が何度もスライドを繰り返して奈良の4バックのボール回しを迎撃する。
相手5バックのWBは前に出てこない。奈良のSBへは2シャドーがきっちりプレスバックする。
これが徹底されていたので奈良のサイド攻撃が停滞していた。
ポイント② 相手陣では541ブロックに苦しむ
相手陣地へ侵入した後は、541ブロックを形成される。
奈良のストロングである両WGの嫁阪選手、西田選手は、相手のWBと対面する。
仮に相手WBとの1対1を制しても3CBがカバーにいつでも入れる。怖くない。
さらに、もしクロスを上げられたとしても中には4枚のDFが揃っている。
ピンポイントクロスでなければヘディングを叩き込むのは難しい。
ポイント③ 隙を突かれたショートコーナー
失点シーンは完全に隙を突かれた。
ショートコーナーで完全にフリーで内側に切り込まれる。
そして走り込んでくる相手の3選手にニアを取られる。(誰も相手の前に入れていない。)
素人目線でも、失点原因が明らかだと思うので
さすがにもう同じ失点はしないと思う。
ポイント④ 後半の選手交代の狙いは?
あくまで私の妄想ですが
3トップのうちの嫁阪選手、西田選手は、サイドラインに張った方が強みが出せる。
この2人に変えて、桑島選手と酒井選手が投入された。
IHをこなせる桑島選手、元々CFの浅川選手を両WGに置くことで、中央で強みを引き出す布陣に変更。CFの酒井選手とあわせて、相手CB3名とマッチアップさせる狙いだと想像する。
となると、本当はWBにはSBが対峙するようにしたいはずなのだが
ボールをそこまで運ぶことができなかった。
中島選手や可児選手が右サイドに張る形を取ったりしていたのは
サイドで数的有利を作り出す狙いがあったものと思う。
相手陣サイドの深い位置まで入り込めたのは最終盤のみで
北九州の狙い通りの守備の前に為す術なく敗戦となってしまった。
順位推移
今節の敗戦で奈良クラブは10位に後退。
上位争いから離れてしまい、中位に位置している。
順位等のデータについてはこちらの記事でまとめているので、お時間あればぜひ。
サマユニ
今節から合計3試合、8月のホームゲームではサマーリミテッドユニフォームを着用している。
サマユニの詳細についてはこちらの記事でまとめています⬇︎⬇︎
まとめ
奈良クラブのJ3第21節、ギラヴァンツ北九州との試合について振り返りを行った。
北九州の狙い通りに守られ、隙をついたセットプレーの失点で敗戦。
かなり塩試合となってしまったが、これも学びである。
5バックの攻略法をチームで磨き上げて
次に似たシステムのチームと対戦する際にはゴールをこじ開けて欲しい。
次もホームゲーム。次こそ勝利を!
バモス!奈良クラブ!