【5バックの攻略法求む】奈良クラブ V.S. ギラヴァンツ北九州(J3リーグ第21節)

第21節 奈良クラブ対ギラヴァンツ北九州 振り返り

【5バックの攻略法求む】

J3リーグ第21節 2023年8月6日(日)@ロートフィールド奈良
真夏のホームゲーム3試合の初戦。ギラヴァンツ北九州との一戦。

5バックでブロックを組んだ北九州の守備を前に、効果的なほとんど攻撃ができなかった。
どうすれば5バック(もっと言えば、低めの541ブロック)を突破できるのか
「5バックの攻略法求む」と感じた試合を振り返る。

あくまで「1個人の感想と考察」という前提で、おたのしみいただけたら幸いです。

前節の振り返りはこちらから。

奈良クラブ対いわてグルージャ盛岡 J3リーグ第20節

スタメンおよびフォーメーション

第21節 奈良クラブ対ギラヴァンツ北九州 スタメンおよびフォーメーション

奈良クラブ

奈良クラブのスタメンは前節から一名(寺村選手)変更。

ちなみに、前半戦の第13節での対戦時には
アルナウ選手、可児選手、酒井選手がスタメンだった。

ギラヴァンツ北九州

北九州は前節から2人(夛田選手、池髙選手)が入れ替わっている。

  • GK:田中悠也(No.27)
  • DF:坂本翔(No. 23)、本村武揚(No.5)、村松航太(No.6)
  • MF:乾貴哉(No.28)、岡野凜平(No.17)、ミケルアグ(No.46)、夛田凌輔(No.26)池髙暢希(No.13)、野瀬龍世(No.41)
  • FW:平山駿(No.9)
  • 交代:長谷川光基(No.20)、岡田優希(No.10)、井澤春輝(No.14)、高吉正真(No.34)、中山雄希(No.18)

前半戦の第13節での対戦時には
吉丸選手、前田選手、大石選手、永野選手、前川選手、岡田選手、中山選手がスタメンだった。
前回対戦からかなり入れ替わっている。

試合結果

まず初めに、試合結果は

  0-1 の敗戦

となった。

奈良クラブはの順位は10位 となった

試合ハイライト(公式)

奈良クラブ公式がアップロードしているハイライト。

試合展開

要点
  • 崩せなかった守備ブロック
  • 隙を突かれたショートコーナー
  • 選手交代の狙いは?

ポイント① ミドルサードの守備ブロックは前3枚に迎撃される

北九州の前線3枚が何度もスライドを繰り返して奈良の4バックのボール回しを迎撃する。
相手5バックのWBは前に出てこない。奈良のSBへは2シャドーがきっちりプレスバックする。
これが徹底されていたので奈良のサイド攻撃が停滞していた。

ポイント② 相手陣では541ブロックに苦しむ

相手陣地へ侵入した後は、541ブロックを形成される。
奈良のストロングである両WGの嫁阪選手、西田選手は、相手のWBと対面する。

仮に相手WBとの1対1を制しても3CBがカバーにいつでも入れる。怖くない。
さらに、もしクロスを上げられたとしても中には4枚のDFが揃っている。
ピンポイントクロスでなければヘディングを叩き込むのは難しい。

ポイント③ 隙を突かれたショートコーナー

失点シーンは完全に隙を突かれた。
ショートコーナーで完全にフリーで内側に切り込まれる。
そして走り込んでくる相手の3選手にニアを取られる。(誰も相手の前に入れていない。)

素人目線でも、失点原因が明らかだと思うので
さすがにもう同じ失点はしないと思う。

ポイント④ 後半の選手交代の狙いは?

あくまで私の妄想ですが

3トップのうちの嫁阪選手、西田選手は、サイドラインに張った方が強みが出せる。
この2人に変えて、桑島選手と酒井選手が投入された。

IHをこなせる桑島選手、元々CFの浅川選手を両WGに置くことで、中央で強みを引き出す布陣に変更。CFの酒井選手とあわせて、相手CB3名とマッチアップさせる狙いだと想像する。

となると、本当はWBにはSBが対峙するようにしたいはずなのだが
ボールをそこまで運ぶことができなかった。

中島選手や可児選手が右サイドに張る形を取ったりしていたのは
サイドで数的有利を作り出す狙いがあったものと思う。

相手陣サイドの深い位置まで入り込めたのは最終盤のみで
北九州の狙い通りの守備の前に為す術なく敗戦となってしまった。

順位推移

奈良クラブ 第21節終了時点のチーム順位

今節の敗戦で奈良クラブは10位に後退。
上位争いから離れてしまい、中位に位置している。

J3 21節終了時点の勝ち点差

順位等のデータについてはこちらの記事でまとめているので、お時間あればぜひ。

2023年シーズンをデータで見る

サマユニ

今節から合計3試合、8月のホームゲームではサマーリミテッドユニフォームを着用している。

サマユニの詳細についてはこちらの記事でまとめています⬇︎⬇︎

奈良クラブのサマユニは何がデザインされている?

まとめ

奈良クラブのJ3第21節、ギラヴァンツ北九州との試合について振り返りを行った。

北九州の狙い通りに守られ、隙をついたセットプレーの失点で敗戦。
かなり塩試合となってしまったが、これも学びである。

5バックの攻略法をチームで磨き上げて
次に似たシステムのチームと対戦する際にはゴールをこじ開けて欲しい。

次もホームゲーム。次こそ勝利を!

バモス!奈良クラブ!

奈良クラブ2023年シーズン振り返り記事まとめ

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つとむをつむ
奈良生まれ奈良育ちで県外就職した元奈良県民 奈良でサッカーをしていた当時 奈良にJリーグチームが出来るなんて思ってもいなかった 県外に出てしまったが 奈良県初のJリーグチーム「奈良クラブ」を応援したい そんな思いで外からでもわかる奈良クラブと奈良の魅力を発信するブログを始めて今に至る。